03. 首里にある風情 ─ ぶくぶく茶

首里にある風情 ─ ぶくぶく茶

ぶくぶく茶屋「嘉例」

老舗の店で味わえるのは
琉球王朝時代にうまれた「ぶくぶく茶」

煎じた白米を湧水で煮だし
木製の器で 泡立て
さんぴん茶の上に泡をのせる

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首里にある風情 ─ ぶくぶく茶

[ ぶくぶく茶 ]

ぶくぶく茶は
琉球王朝時代 日本や海外からの客人に
旅の安全祈願として振る舞われた

首里にある風情 ─ ぶくぶく茶

ぶくぶく茶屋「嘉例」
城間 岐羅々さん

福福を重ねてぶくぶく茶
昔の人たちは 泡をゆっくり立てて
味わって飲むことで
豊かな時間を過ごしていたと思うと
とても感慨深い

9月の楽曲

「踊りこはでさ節」


琉球舞踊「四つ竹」の楽曲として
聞き馴染みのある方も多いかと思います。
作曲家の鶴見幸代氏による編曲で、弦楽とのコラボレーション演奏が実現いたしました。

樹木こはでさ、クファディーサーと呼ばれていますが、枝が横に広がり葉も大きいことから、人々の集まる公園などに植樹されています。

人目を忍んでこっそり会いにきてほしいと願いながらも、愛する人との逢瀬に心を躍らせる。

曲後半に差し掛かるにつれ、抑えられないたかぶる思いを表現いたしました。

ヴァイオリンとチェロが加わることで、キラキラとした可憐な恋心を表現できたかと思います。

月夜の情景を思い浮かべながらお聞きください。


歌三線:親川遥
笛:豊里美保
箏:中村優希
ヴァイオリン:金城由希子
チェロ:棟元名

編曲:鶴見幸代
楽曲監修:新垣俊道
楽曲撮影場所:慈眼院首里観音堂