16.愛し、伝えていく

『琉球横笛/澤井毎里子』
沖縄の伝統楽器である琉球横笛を軸に、古典音楽演奏や伝統継承活動と、オリジナル曲の制作活動(作詞、作曲、歌唱、横笛演奏)を両輪として活動する。
琉球横笛、三線ともに琉球古典音楽安冨祖流の師範を取得しており、横笛教室を沖縄、東京、オンラインで開催。
また、琉球横笛の魅力を発信すべく、ギタリスト・島山信和とともに洋楽、邦楽、映画音楽等のカバーにも積極的に取り組んでいる。

うちなーぐちの普及活動、沖縄を訪れる修学旅行生への事前学習プログラム提供など、教育・文化活動も行う。
沖縄県立芸術大学卒。獨協大学卒。

EPISODE

撮影中、スタッフへ気遣う「ありがとう」の言葉が印象的な毎里子さん。
演奏の同録は、録音を聞き返しながら、笛の調子を整える。
瞳を伏せて吹く琉笛の音色は、情景や心情をイメージしながら
その繊細な口元をコントロールしているようです。
先人が磨いてきたものを、次の世代へ伝える。
音色を大事に取り扱うことは、続いてきたつながりを感じながら
これまで積み重ねられてきたものを磨き、残すということ。
細い音色でありながら、しっかりとした存在感を表現していただきました。